走行距離が10万kmを超えている自動車に乗っているときには、処分の方法について困るという経験のしたことのある人も多いでしょう。
日常生活の変化などによって自動車に乗らなくなったときや、古くなったために買い替えを考えているときには、中古車買取店に売却できないために廃車の手続きをする人もいると思います。
近年では、中古車業者が買い取っていない自動車についても、買取をしている業者が登場しています。
過走行車や事故車であっても取り扱っている廃車買取店があり、大きく分けると自動車解体屋や鉄くず業者、廃車買取の専門業者などがあります。
自動車解体屋や鉄くず業者は、廃車寸前になっている自動車を買い取ってくれる業者として知られています。
これらの業者に関しては、自動車の解体を行って得たパーツや部品や、オークションで売却したり、専門の業者に販売して利益を上げています。
鉄くず工場に車を持ち込んだときには、軽自動車であれば1万円、国産車であれば2万円、外車であれば3万円ほどが売却時の相場であると考えられています。
最近の傾向としては、インターネット上で買い取りを実施している専門業者もあります。
多くの提携業者を持っているために、全国的に対応してもらえる点が特徴となります。
日本全国で年間に廃車になった自動車の台数については、日本自動車工業会の調査結果などによって知ることができ、これは運輸行政を所管している国土交通省のホームページなどからも確認することができるようになっています。
現在のところ、全国における自動車保有台数は7300万台程度となっており、これは年々わずかながら増加する傾向にあります。
自動車の新規登録台数については、少子化や景気後退による需要減少などの流れを受けて漸減傾向ですが、それでも毎年600万台を超えない程度という数字になっています。
いっぽうの廃車の台数については、やや横ばいから漸減といった傾向で、年間400万ないし500万台前半というところです。
廃車になる自動車の数は将来的にも漸減傾向とはみられていますが、それでも適切に処理をしなければ、地球環境に対しておおきな影響を与えかねないという事実はなくなりません。
そこで、自動車リサイクル法にもとづいた廃車のリサイクルのしくみができており、現在ではカーエアコンやエアバッグ、シュレッダーダストといった、環境保護の面で慎重な取り扱いが求められる廃棄物については、ユーザーから徴収したリサイクル料金によって、適切に処理されることとなっています。
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